医療用語集

用語集一覧

あ行

悪液質(あくえきしつ)

癌などによる全身の衰弱状態。特に末期にみられる。食欲不振、るいそう、皮膚の乾燥や弛緩、眼窩や頬の凹み などの症状が見られる。

圧迫包帯

局部を圧迫し、止血やヘルニア・内臓下垂の予防などを目的として行う包帯。?

アナムネーゼ

患者が入院するときに、病歴、既往歴、日常生活や家族のことなどについて、情報を収集すること。?

アニソコリア

瞳孔不同(左右の瞳の大きさが異なる)。病院では略して「アニソコ」と呼ぶ場合が多い。

アンビューバック

手動式人工呼吸器。肺に手動で空気を送り込む為の医療機器で、緊急時の呼吸停止や人工呼吸器が使用できない時などに使用する。

一次循環救命処置

バイスタンダーによる発生現場で特殊な器具や医薬品を用いずに行う心肺蘇生法の救命処置のこと。心臓停止から何も処置をせずに3分が経過すると、死亡率は50%を超える?

ER

救急処置室(Emergency Room)の略で、一般に初期救急から三次救急まで救急医療を1ヵ所で対応するER型診療のことをいう。患者自身では自分の病状がどの程度なのかを判断することが難しいため、軽症から重症に至るすべての救急患者を診療する。

ECG

心電図のこと。( Electrocardiogramの略語)心臓の電気的な活動の様子をグラフの形に記録することで、心疾患の診断と治療に役立てるもの。電気生理学的検査の代表的なものであり、日常診療で広く利用されている。?

移乗動作

ベッド、車いす、便器等に腰かけたり、座ったりといった乗り移りの動作。 生活の中で行われる乗り移り動作のこと。?

胃瘻(いろう)

口から栄養を供給できなくなった時、胃に穴を開けて管を挿入する方法があり、開いた穴のことを胃瘻(いろう)という。

インスリン

すい臓で分泌される体内で唯一血糖を下げるホルモンの一種。食後に血糖が上がらないように、調節する働きをするほか、血液中のブドウ糖を体内の細胞に送り込んで、活動エネルギーに変えたり、脂肪やグリコーゲンというものに変えて、エネルギーとして蓄える働きをします。?

インフェクションコントロール

病院内での感染防止対策のこと。また院内で感染症が発生した際には、感染が拡大しないよう制御すること。?

インフォームド・コンセント

医師が患者に対して、治療を始める前に、病状、治療の選択肢、効果と危険性、その後の予想や治療にかかる費用などについて、充分に、そして分かりやすく説明し、その上で治療に対する同意を患者から得ることを「インフォームドコンセント(説明と同意)」と呼ぶ。

エイズ

後天性免疫不全症候群の略語であり、HIVというウイルスで引き起こされるさまざまな病気の総称。 エイズウイルスに感染後、半年から15年以上の潜伏期間があり、その期間は症状が現れない。しかし、潜伏期間中も性行為などによって他人に感染する。?

ADL(日常生活動)

食事・更衣・移動・排泄・整容・入浴など生活を営む上で不可欠な基本的行動を指す。高齢者の身体活動能力や障害の程度をはかるための重要な指標となっている。?

NST

「Nutrition Support Team」の頭文字をとった略称で、日本では栄養管理の必要な患者や病気に対して医師、看護師、栄養士、薬剤師などの専門職や事務職が1つになって、適切な栄養管理を行うための病院内のチーム(栄養サポートチーム)のことです。?

エビデンス

治療法や薬の効果を明らかにする臨床研究などの科学的根拠や証拠。

MRI

X線を使わずに強い磁石と電波を利用して体の断面像を撮影する検査。CTと違って骨や体の中のガスなどによる影響を受けにくいため、骨に囲まれた脳や脊髄などの診断に威力を発揮する。

温罨法

漢方医学の治療法の一つ。古くは熱熨法(ねついほう)とも呼んだ。人体(特に患部)を暖めることによって寒湿に由来する病状を緩和して、新陳代謝を活性化させる効果があると言われている。?

オンコール

当直などの勤務体制ではないが,緊急の際には出動できるよう待機していること。

オンコロジーナース

がんなどの悪性新生物に罹患した患者さんのケアを専門に行うナース。精神的サポートをはじめ患者さんへの身体的負担が大きい化学療法や疼痛管理など、患者さんの全人的痛みに対するケアを行う。

か行

ガウンテクニック

感染に対して抵抗力の落ちている患者さんの病室に入るときに特別に用意された白衣や帽子をつけること。?

カテーテル

医療用に用いられる中空の柔らかい管のこと。体液の排出、薬液や造影剤などの注入点滴に用いる。?

カニューレ

体腔内に挿入するチューブ類の総称。気管カニューレをこう呼ぶ場合もある。?

がん

正常の細胞とは遺伝子が異なる、自律性を失った細胞が増殖した悪性腫瘍のこと。がんは他の組織との境界へ侵入したり、あるいは転移し、身体の各所で増大することで生命を脅かす腫瘍である。?

看護過程

看護過程とは、ヘルスケア、看護ケアを必要としている患者や病人に、その人に可能な限り最良で、最善なケアを提供するためにどするためにどのような計画、介入援助が望ましいかと考えて、計画、行動していく一連の思考と行動の経緯のこと。?

看護記録

看護師によって記載される個々の患者について看護上必要な諸記録。医療法によって2年間の保存が義務付けられている。

肝硬変

肝細胞が破壊され、繊維組織が増殖するために、肝臓が縮小して硬くなる病態のこと。肝硬変になって肝機能が低下するとだるい、疲れやすい、食欲不振の他、腹水やむくみなどの症状が起こります。

基礎体温

絶対安静時の体温のこと。不妊症治療や避妊などに利用されますが、それだけではなく女性の健康のバロメーターとも言われます。

狭心症

心臓の筋肉(心筋)に酸素を供給している冠動脈の異常による一過性の心筋の虚血のために 胸痛・胸部圧迫感などの主症状を起こす、虚血性心疾患の一つである。完全に冠動脈が閉塞、または著しい狭窄が起こり、心筋が壊死してしまった場合には心筋梗塞という。

筋電図

筋肉の収縮に伴って発生する活動電流を記録した図。皮膚の表面に電極を貼付(てんぷ)する表面電極法と、針状電極を筋肉に刺入して筋肉一局所の電位を導く針電極法とがある。

クオリティ・オブ・ライフ(QOL)

生命の質(または生活の質・人生の質など)と訳されている。生活者の満足感・安定感・幸福感を規定している諸要因の質をいう。例えば、癌の末期状態にあっても、畑仕事を望む患者がホスピスで土いじりをしながら人生を全うしたとする。その場合は、生命の質(Quality of life)の高い生活を送ったと言える。

クモ膜下出血

脳卒中の1つ。頭蓋骨内にある、クモ膜と脳軟膜の間、クモ膜下腔内で出血すること。激しい頭痛や嘔吐などの症状を突然発症する。患者は50~70代を中心とした健康な人が多く、発症すると30%以上の確率で死に至る、致死率が非常に高い病気である。

グリーフケア

子どもや配偶者、親、友人等身近な人と死別して大きな悲嘆(グリーフ)に襲われている人が、精神的サポートをはじめ患者さんへの身体的負担が大きい化学療法や疼痛管理など、患者さんの全人的痛みに対するケアを行う。

クリニカルパス

ある病気を治す上で必要な治療や検査の行程をまとめた「治療計画表」のこと。入院指導、入院時オリエンテーション、各種検査や処置、食事指導、退院指導などをスケジュール表のようにまとめてあり、病院用と患者用の2種類作成される。

クリニカルラダー

ナースの臨床実践能力を評価し、キャリア開発に役立てるため、報酬を与える手段として開発された昇進システム。ナースの仕事の満足度を高め、個々のキャリア開発に役立てるとともに、人事考課のー要素とする場合もある。

クリニカル・ナース・スペシャリスト

看護学の修士号や博士号を取得し、看護師の上級職についているナース。普通の病院等で働いている看護師はレジスタードナース(RN)という。現在は日本看護協会認定の専門看護師(がん看護、精神看護、地域看護)を指すことが多い。

傾眠

意識がなくなっていく第一段階で、放置しておくと眠り込んでしまうが、叩いたり声を掛けたりすることで目を覚ます状態の事を指す。

血管抵抗

血管内で起こる、血液の流れへの抵抗のこと。ストレスを感じたり、運動をしたりすると、血管収縮や血流量増加のため血管抵抗は高まり、血圧も上がる。

さ行

サーベイランス

感染症に対し、調査・監視すること。同じような意味の「モニタリング」が、変化を見逃さないように継続的な調査・監視を表すのに対し、「サーベイランス」は、悪い部分を見逃さないようによく調べて監視することを表す。

サイレントアスピレーション

むせることなく誤嚥してしまうこと。知らず知らずのうちに気管内に異物が入ってしまう。特に高齢者に多く、肺炎(誤嚥性肺炎)の原因になる。

サマリー

患者の転院時、先方に宛てて患者の状態を記した文書。

三方活栓

人工栄養として大量点滴注射を施行する際の器材。

シェーマ

医者がカルテを記すときに利用する、身体部位の絵図のこと。診断・検査の内容を、記事だけでなく画像とともに残すために用いられる。紙のカルテに記入する身体の絵や、スタンプ状のもの、電子カルテ用に作成・データ化された図などを指す。

C型肝炎

C型肝炎ウイルス(HCV)の感染によって肝臓が炎症をおこす病気。血液を介して感染し、ほとんどの場合慢性肝炎になり、放っておくとさらに進行して肝硬変を経て高い確率で肝臓ガンになります。慢性肝炎の状態では生命に危険がおきることはなく、継続的な治療に時間をとられることをのぞけば健康人と同じ生活が出来ます。

CT

コンピューター断層診断装置。体にX線を照射し、コンピューター処理することにより体の輪切り(断層像)を撮影する検査。特に気管支や肺などの胸部、肝臓、腎臓などの腹部の病巣に関して威力を発揮する。

褥瘡

患者が長期にわたり寝たきりになった時、接触面から受ける圧迫により、局所皮膚の血流が途絶えて壊死を起こした状態のこと。

主訴

被介護者の訴えなどを愁訴と言いますが、その中には主訴と副訴の二種類があります。主訴は最も悩んでいる訴えを指します。

消化管

口腔に始まり、咽頭・食道・胃・小腸・大腸を経て肛門に終わる全長約9mの管のこと。摂取した食物の消化・吸収を行う。

心因性疾患

精神的原因により体が反応していることにより起こる疾患の総称。無意識に緊張状態が長時間続く事により起こる場合がある。

心筋梗塞

虚血性心疾患の一つで、心臓が栄養としている冠動脈の血流が下がり、心筋が筋が虚血状態になり壊死してしまった状態のこと。心筋梗塞は致死率が30~40%と高く、死亡患者の半数以上は病院到着前、あるいは発症から2時間以内に死亡する。

心肺蘇生

反応と普段どおりの息がなく、呼吸と心臓が停止もしくはこれに近い状態に陥ったときに、呼吸と心臓の機能を補助するために「人口呼吸」と「胸骨圧迫による心マッサージ」を行うことをいう。

心拍再開

心肺停止状態から頸動脈あるいは上腕動脈の脈拍が触れてわかるほど、脈が回復した状態のこと。心拍再開の可能性は、心停止状態から病院に収容されるまでにかかった時間が大きく影響する。6時間以上経過した場合は心拍再開の可能性は限りなく低くなる

ストレプトマイシン

ストレプトマイセス属から分離された抗生物質の一つである。結核・淋疾・肺炎球菌感染症・細菌性赤痢などの多くの細菌性疾患に有効。特に、結核症の治療に用いられる。副作用として難聴などがみられる。ストマイ。

生検

病気を正確に診断するために、患部の一部をメスや針などで取って,顕微鏡などで調べる検査のこと。

セカンドオピニオン

自分の受けている診療が診断の上で、あるいは治療の上で、適切であるのかどうかを判断するために患者が自身の主治医以外の別の医師に、診断や治療法が適切かの意見を求めること。

切迫流産

流産しかけている、緊迫した状態であって少量の出血があり、またごく軽い疼痛を仙骨部に訴えるものをいう。確実に流産するというものではない。

専門看護師

CNS(Certified Nurse Specialist)のこと。より困難で複雑な健康問題を持つ個人や家族に対して、より質の高い看護を提供するための知識や技術を備えた看護師のこと。特定の専門分野ごとに認定される資格で、日本看護協会が行う専門看護師認定試験の合格者に与えられる。

挿管(そうかん)

気道を確実に確保して、肺に空気を送るために気管内に口又は鼻から管を挿入すること。

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